ラスベガス観光局(LVCVA)は6日、イーロン・マスク氏のトンネル会社The Boring Company(TBC)による地下交通システム「Loop」を整備する考えを明らかにした。
・12日にもゴーサイン
12日にもLVCVAの取締役会を開き、そこで計画が承認される見通しだ。計画が承認されれば、LVCVAはTBCと契約を結び、具体的な建設計画の策定などに着手する。現在のところ、事業費は3500〜5500万ドル(約39〜61億円)を見込んでいるという。
・空港にも乗り入れ?
当面はコンベンションセンターの敷地内でのLoop展開となるが、長期的にはマッカラン国際空港やラスベガス・スタジアムなどを結ぶ構想も視野に入れている。Loopは地下トンネルの中を走る専用の電動乗り物で、人を運ぶというもの。高速で移動できるのに加えて交通渋滞を回避でき、電気で動くので環境への負担を減らせることなどがメリットだ。
2018年にラスベガス来訪者は4200万人だったとのことで、計画通りにいけばそうした人々に最先端の交通システムによる“足”を提供することになる。
Loopを導入する計画はシカゴやロサンゼルスでもあり、どこが一番乗りするか今後注目が集まる。
LVCVA