だが、一般社会においてのプライバシー侵害の問題などが取り沙汰され、一般発売が見送られることになり、残念な気持ちを噛み締めた読者もいるかもしれない。
・法人向け「Google Glass」の初画像が流出
そんな「Google Glass」だが、2017年中ごろに法人向けの“Enterprise Edition”の発表があった。このたびweb上に最新の「Enterprise Edition」の初の画像が流出したようだ。便宜的にこの新ツールを「Google Glass Enterprise Edition 2」と呼ぶことにする。昨年後半には、米国向け無線機器や情報技術装置のFCC認可試験をおこなうFCC certificationのテストを受けたという。第一世代の「Enterprise Edition」と比べて、改良、改善が施されているようだ。
まだ噂の範囲ではあるが、新デバイスの性能はどうなるのだろうか。プロセッサはSnapdragon 710、LTEモデムを搭載し、Bluetooth 5.0、802.11ac Wi-Fiに対応。カメラは32MPセンサーで、30FPSで4K動画、または120FPSで1080pで撮影可能だ。3GB RAMで、「Android」バージョン8で動作すると思われる。
また、マグネットピン形式の接続端子で、ケーブルをつないで充電や他デバイスとの接続をおこなうようだ。デバイスの背面側にはUSB-Cポートが1つ設置されている。
・モデルナンバーは「A4R-GG2」?
第一世代の「Enterprise Edition」はモデルナンバーが“A4R-GG1”であったが、昨年のFCCテストの記録では“A4R-GG2”という数字が見受けられた。この流出画像内のラベルには、“GG2”という表記が見て取れるため、これが第二世代の「Enterprise Edition」である可能性は低くなさそうだ。2019年内にローンチされるのでは言われている。
まだ謎が多い第二世代の「Enterprise Edition」。今後の情報を注視したい。
9to5Google