M&Aは国内市場の縮小という社会課題を解決する
Q1.BIZIT M&Aについて簡単に教えて下さい。BIZIT M&Aは日本最大のグローバルM&Aプラットフォームで、現在は世界150カ国、約5000社にご利用いただくプラットフォームに成長しています。海外企業の買収や自社事業の売却を考える事業会社、買収先・売却先を探している仲介・アドバイザー、国内外の金融機関、ファンド、コンサルティング会社も多く登録しています。他の国内のM&Aプラットフォームと比較し、世界中の案件が登録されていることが特徴です。例えばイスラエルのフィンテック企業や、インドの自動車部品メーカー、またヨーロッパのサッカーチームまで登録されています。Q2.BIZIT M&Aを立ち上げた理由を教えて下さい。
日本の中堅・中小企業の方によるM&Aを活発化させ、海外進出や事業拡大を成功させる仕組み作りと、国内市場の縮小という社会課題解決のために立ち上げました。日本には約1万社の大企業と、約400万社の中小企業がありますが、JETRO(日本貿易振興機構)によると、中小企業のうち約6割が海外で事業を拡大したいという回答データがあります。弊社は、中小企業の海外進出を中心に約500のプロジェクトを支援してきましたが、現地法人を立ち上げて事業展開するには時間やコストがかかり、ハードルの高さを感じていました。そこで、世界中の中小規模のクロスボーダーM&Aの具体的かつ現実的な案件情報を集約し、既に現地で成立しているビジネスの人的リソースや現地のネットワーク、ノウハウなどをM&Aによって確保できるプラットフォームを立ち上げたのです。
オンラインプラットフォームで世界中のM&A案件を可視化
Q3.M&Aをオンラインのみで完結できるメリットについて教えて下さい。アドバイザーに高額なフィーを払う必要なく、低コストで世界中のM&A案件の情報にアクセスし、ビジネスチャンスを探せることが大きなメリットです。会社や事業を承継・売却したい場合は、企業名を伏せたまま全世界から買い手を探すことができます。一方で、実際にM&A成約まで全てオンラインで完結させることは不可能ではないですが、あまりおすすめしません。なぜなら、M&Aの是非や価格判断をする際には、デューデリジェンスのプロセスを踏むことがとても重要だからです。売り手・買い手を探し、基本情報のやり取り・初期交渉までは、全てBIZIT M&Aで行う企業が大半で、その後は弊社のM&Aアドバイザーに具体的なM&Aプロセス(DDや直接会社に赴いての交渉等)の支援を依頼するケースもあります。オンラインプラットフォームで無駄を省き、自力でやれる選択肢を増やすことで、スピーディーかつ低コストでM&Aを行えるという点では大きなブレークスルーだと思っています。Q4.BIZIT M&Aを使ってグローバル展開に成功した事例について教えて頂けますか。
クライアント企業との守秘義務のため詳しくはお答えできませんが、例えばある日本の中小製造業の企業で、東南アジア進出に乗り出し、現地での事業支援を行なっている事例があります。また、弊社は、国内外の複数金融機関と業務提携を実現し、より各地域に根ざした支援を行う体制を拡充している段階です。今後は、日本全国の金融機関との提携も視野に入れ、より国内企業のグローバル展開を加速させることに寄与できればと考えています。Q5.最後に今後の展望について教えて下さい。
まずは、中小型のクロスボーダーM&A領域で「BIZIT M&A」の圧倒的なブランドの確立を目指します。その後は、海外企業が日本に進出する支援や、国内企業同士・海外企業同士の案件にも注力し、世界一のM&Aプラットフォーマーになるべく挑戦します。そして、日本のみならず世界中の企業のビジネスにおける「挑戦」を支援していければと思っています。M&Aはあくまでビジネスを加速させる手段の1つであり、今後は、M&A成約支援だけでなく、M&A後の支援(PMI)や、資金調達、人材確保までワンストップで行える体制構築を行っていきます。さらにM&A業界のみならず、企業や個人が真に挑戦できる世の中を創るという使命のもと、「挑戦」のハードルを壊す「革命」を複数業界で仕掛けたいです。
BIZIT M&Aを使えば、世界中からビジネスチャンスを探すことができる。海外へビジネス展開する際の一助となることだろう。
BIZIT M&A