荷物運搬などに最適なロボットの登場となる。
・4自由度のアームで、優れた機動性と実用性を実現
アジリティロボティクスは2017年に、二足歩行ロボット「Cassie」を開発している。今回はその第二弾。上半身と腕、センサー、より高度な計算能力が追加された。Digitは4自由度のアームを持ち、優れた機動性と実用性を備える。これが、複雑な人間の生活環境での移動や、出入り口への配送などの作業を可能にした。
現在テスト中だが、Digitは最大18 kgの重さの箱を持ち上げて積み重ねることができる。また、転倒の際には、腕を使って減速させて衝撃を和らげる。
・APIを通して、階段を上ったり進路計画も
DigitはAPIを通して階段を上ったり、進路を計画したりといった高度な行動をコントロールできる。このAPIはロボットに搭載もできるし、無線リンクを介してアクセスもできる。胴体には2つのマルチコアCPUとモジュラー式ペイロードベイが搭載され、第3のコンピュータが知覚および強化学習機能をサポートできるようになっている。
同社は2019年半ばにDigitの価格を発表し、発売は2020年初頭を予定している。包括的保証サポートと技術支援も保証する。
郵送された箱を開けると、Digitは5分以内に立ち上がって歩き始めるという。
Agility Robotics