利用すればするほどお得なサービスが受けられるというもので、利用客の囲い込みを図る。
・試験を経て正式展開
通常のタクシーより安く、アプリで手軽に配車依頼や清算ができるUberは着実にユーザー数を伸ばしている。そしてさらに利用者を引き込もうと、米国でポイントプログラム「Uber Rewards」を始めた。1月から一部で試験展開されていたが、今回正式に全ユーザーが米国での利用でポイントを貯められるようにした。
・ステータスは4ランク
このプログラムでは配車やUber Eatsを利用するたびに支払い金額に応じてポイントが貯まる。ライドシェアのPoolやUber Eatsであれば支払額1ドルあたり1ポイント、タクシーのようなUber Xでは2ポイント、ハイヤーを使ったサービスのPremiumでは3ポイントがつく。集めたポイントの数により、ステータスが青、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと変わり、それにより受けられるポイントサービスも異なってくる。
青のステータスでは500ポイントごとに5ドルのキャッシュバックが受けられるだけだが、ゴールド以上になると優先サービスが受けられたり、ダイヤモンドになると評価の高いドライバーに優先アクセスできるようになったりする。
Uber愛用者にとっては、普段通り利用するだけでさまざまなサービスが受けられるお得なプログラムとなる。一方、Uberの北米での最大のライバルLyftは月単位のお得なパッケージを提供しており、両社の顧客獲得競争は今後ますます激しくなりそうだ。
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