アウトドア写真のコンテスト「アウトドア・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」2018年の入賞作品が発表された。

過酷な環境で激写した一枚、神秘的な水中の世界、そして地面がキャンバスになっているダイナミックな空撮写真など秀逸ぞろいで、一見の価値ありだ。

・猛吹雪の中の羊の群

コンテストは風景、ワイルドライフ、アドベンチャースポーツなど10部門で競われた。

最優秀賞作品に選ばれたのは、英国在住のRobert Birkbyさんが撮った羊の群の写真。吹雪の中、5頭の羊たちがひとかたまりになっているというものだ。

高速でシャッターを切ったこの作品には手前に降りしきる雪、そして中央に寒さに耐える羊をとらえていて、厳しい寒さがリアルに伝わってくる写真だ。

・砕ける波の下にサーファー

アドベンチャー部門で最優秀賞に輝いたのはフランス在住Greg Lecoeurさんの作品。フランス領ポリネシアで撮影されたこの作品は、砕ける波の下をサーファーが泳いでいるというもの。透き通った波の美しさと激しさを切り取っていて、このサーファーがその後どうなったのかと思わずにはいられない作品だ。

水中写真もあれば空撮写真もあり、オーストラリアのTom Puttさんの作品はナミビアの大きな砂丘を上空からとらえた。スケールの大きさ、砂丘の陰影の美しさに目が奪われる。

その他にも、絵画と見間違えるほどの幻想的な湖や、泳ぐカワウソなど、普段目にすることのない光景をとらえた作品が多数あり、写真愛好家はぜひともサイトをチェックしてほしい。

アウトドア・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー