クラウドファンディング「Indiegogo」に出展された「SDREAM」も、日本ではなかなか見かけない電動アシスト自転車だ。モトクロスバイクのように、オフロードを豪快に疾走することができる。その驚異的な走行性能を紹介していきたい。
・驚異の750Wモーター
SDREAMのラインナップはいくつかあるが、ここでは最上位の「750」を中心に紹介する。この750という名称は、48V750Wのモーター出力に由来している。日本ではあり得ないくらいの高出力で、最大速度は時速32km。最大走行距離は最良カスタマイズを施すと80kmまで発揮できるという。
20インチのファットタイヤは、あらゆる障害物を踏み越えることが可能。専用アプリではGPSと連動した位置情報検出や防犯機能が装備されている。
SDREAMのパワーを証明する、興味深い実験が行われている、数本が縦列するロウソクの前で後輪を回すというものだが、そこから出る風でロウソクの火が全て消えてしまったのだ。このパワーを活かせば、砂浜をも乗り越えられる。
・日本での走行は困難か
SDREAMは現在Indiegogoで出資を募っている。750は1099ドル(約12万3000円)、高機能サスペンションが搭載された750Sは1299ドル(約14万5000円)という値段が付いている。なお、最下位モデルの「250」は899ドル(約10万円)。もっとも、このSDREAMで日本の道路を走行するのは極めて難しい。まず、公道では法律の壁が存在する。私有の山林で走行する際も、その土地の利用ルールに従う必要があるだろう。
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