「帯に短し襷に長し」を解消する乗り物が、クラウドファンディングに登場した。それが「Motochimp Lyinh V2(以下Motochimp)」である。シンプルかつファッショナブルなデザインから、予想外の速度と軽快な小回りが発揮される電動バイクだ。
・最高時速45km
Motochimpのボディーは角柱型。そこからハンドルとサドルが生えているかのようなデザインである。搭載モーターの出力は48V750W。最大時速は28マイルだ。メートル法換算では時速約45kmになる。それでいて、あまり広くない歩道で人々の間をすり抜けられる運動性も有している。
走行性能を実証する動画があるが、それを見る限りではガソリン車ほどのパワフルさはない代わりに、まるで自転車のような細やかな走行性を有している。あくまでも道路が舗装された街中か、施設内での利用を想定しているらしい。
角柱ボディーの前後に大きなライトが付いていて、夜間走行の際の安全を確保する。なお、最大移動距離は25マイル(約40km)としている。
・再充電はたったの2時間
バッテリーの再充電に要する時間は、約2時間。まるでスマホのような早さである。だが、問題はこの製品が日本で走行できるのかという点だ。残念ながら、それは難しいと言うべきだろう。動画ではヘルメットを装着せずに歩道でMotochimpを乗り回しているが、日本では法に触れる行為になってしまう。
Motochimpはクラウドファンディング「Indiegogo」で2399ドル(約26万8000円)からの出資枠を設けている。配送は今年8月から。
Indiegogo