家庭用洗剤大手メーカーとして、初の試みとなる。
・ウォルマートなどで800万本販売
2015年以来、SCジョンソン社のブランドWindexは、100%リサイクルプラスチック製のボトルを使用してきた。そして今回、海洋プラスチック汚染問題への取組みの一環として、同社の人気ブランドの1つであるWindexのボトルを100%海洋プラスチックゴミのリサイクルでつくることを発表した。
今春、北米の大手ディスカウントチェーン・ターゲットや大手スーパー・ウォルマートなどで800万本を販売予定。
・プラスチックゴミ抑制と、貧困問題解決への貢献が目的
同社はさらに、2019年秋までにPlastic Bankと共同で新たなWindexボトルの発売を計画している。プラスチックゴミを最小限に抑え、貧困問題に対処するリサイクルインフラの構築が目的。ボトルの原料となるプラスチックは、ハイチとフィリピン、そしてインドネシアのPlastic Bankが調達する。Plastic Bankは、プラスチックを回収してリサイクルし、報酬にかえることで、途上国の人々の生活向上を支援する企業だ。
SCジョンソン社はリサイクル教育プログラムも実施し、ボトル1本1本はプログラム参加者の新たな収入源となる。
「海洋プラスチックは大きな環境問題だ。この解決に向けて企業や政府、NGOと社会全体が協力していかなくてはならない」と、SCジョンソン社CEOのFisk Johnson氏は語る。
海洋プラスチックゴミでつくる家庭用洗剤ボトル、とてもいい試みになりそうだ。
SC Johnson