当面使わないものを倉庫に入れこむというのは、どこに何をしまったかをあやふやにしてしまう、という弱点がある。いざ、使おうと思っても「どこにやったっけ?」とならないよう、このBoxbeeはどの箱に何を入れて預けたかを記録できる「目録システム」をとっている。
なので、もし倉庫に預けた物品が必要になった場合、箱を指定して自宅に取り寄せる手続きをサイトでとることが可能となっている。この目録システムを応用したのが、今回開始した貸し借りサービスだ。
貸し借りサービスでは、キャンプグッズ、スキー用品、パーティー用のデコレーションなど、自身が当面使う予定がなく、人に貸してもよいと思うものをサイトの「シェアリング ライブラリー」に載せると、使用を希望する他のユーザーに貸し出せる。
貸し出しは純粋な無償行為で、自身も他のユーザーの物を無料で借りることができるというメリットがある。ただし、倉庫から取り寄せるのに配達料が15ドルかかる。
確かに、1、2回しか使わないかも…と思いながら買うよりは、借りて済ませられるのならその方が安上がりだし、その後の管理にも困らない。大量消費文化の米国でこのエコなサービスがどこまで受け入れられるか見物ではある。
Boxbee