そんな課題を解決するために、日本経済新聞(以下日経)は起業家、事業担当者、エンジニアとの出会いを中心にしたアプリ「SOLMU」を開発した。同サービスは求める人材の条件を設定が可能で、ビジネスを立ち上げる際に効率的な出会いができることがウリ。今回は開発メンバーに今後の展望を中心に話を伺った。
新しい事業に関わりたい人同士を「結ぶ」
Q1.SOLMUについて簡単に教えて下さい。日本経済新聞社が運営する「事業は、仲間から、つくる」をコンセプトにしたチームメイクアプリです。「SOLMU」とはフィンランド語で「結び」を意味します。ビジネスシーンにおいて、求めている人との効率的な出会いを提供します。新規事業の立ち上げを計画し新たな人材を求めている人と、新しい事業に関わりたいと思っている人とを結び付けます。新規事業を成功させるにはチームビルディングは鍵となります。しかし、既存のコネクションだけでは限界があります。SOLMUを使えば、普段会えない人と効率よく出会うことができます。主に起業家や新規事業担当者・エンジニアの方に使っていただきたいと思っております。Q2.なぜチームメイクアプリを作ったのでしょうか。
新規事業や起業は、1人でもできます。しかし、1人でやれることには限界があり、社内外問わず「仲間」が必要になる場面があります。一方で、何か始めたいと漠然と考えている時に、同じ意思をもった仲間が加わっていくことで「何か」を始められることもあります。そんな人たちの後押しをしたいと思い、チームメイクアプリを作りました。キーメッセージも、「事業は、仲間から、つくる。」としています。
日本の新規事業を活発にする
Q3.新規事業に関わる人材にフォーカスした理由とマネタイズ戦略はどのような想定をしていますか。経済環境が日々変化し、終身雇用制度も崩壊しつつある現代では、多様で応用力のあるスキルや働き方が求められます。SOLMUを通じて新たな人脈作りをサポートし、事業化に繋げることで日本の経済発展に貢献したいと思い、まずは新規事業に関わる方々にフォーカスすることにしました。「日本の新規事業を活発にする」というミッションをもとに、SOLMUがきっかけで様々な分野からイノベーションが生まれることを期待しています。マネタイズ戦略についてはあまり詳しくは言えないのですが、新規事業に関わる方々が事業をつくる際に手助けとなれるような機能を課金ポイントにするようなプランを検討しており、ユーザーがお互いにメリットを感じられるよう、設計していきたいと思っています。Q4.最後に今後の展望について教えて下さい。
SOLMUの特徴の1つは、エンジニアの方々をコアターゲットとしていることです。事業をつくるには、エンジニアの存在が不可欠になります。今後さらに新しい事業をつくりたい・関わりたいエンジニアの方々をどんどん巻き込んで、事業をつくるための人脈形成のサポートをしていきたいです。ゆくゆくは、事業をつくるためのプラットフォームとなることを目指していて、SOLMUを起点に国内外で活躍できるスタートアップやアントレプレナー、イントレプレナーなどを輩出していきたいですね。新規事業のチームビルディングをする際は、SOLMUで想いに共感する人を探すと良いだろう。イノベーションの種がたくさん生まれることを期待したい。
SOLMU