アプリ分析会社Sensor Towerの最新データによると、そのダウンロード数は10億回を突破。それを裏付けるかのように運営元のByteDanceも、先月だけで7100万人以上の新規ユーザーを獲得した、と発表している。
・ミュージックビデオアプリとの合併で一気に成長
「TikTok」が急成長した最大の要因は、ミュージックビデオアプリMusical.lyとの合併によるものだと言われている。ByteDanceは2017年12月に同アプリを買収。これを機に「TikTok」は知名度を一気にアップ。2018年で最も人気のあるアプリの 1つとして広く知られるようになった。Sensor Towerの創設者Oliver Yeh氏は、自身のブログ記事でこう述べた。「急成長したアプリの多くは2018年内にダウンロードされており、その数は約6億6300万に上る」。さらに「Facebookは昨年推定7億1100万回インストールされ、Instagramは約4億4400万回の新規ユーザーを獲得した」。SNSの通知に「TikTok」が大きく貢献したことをさりげなく指摘しているように思われる。
・今後は広告事業を拡大!?
もちろん、アプリのインストール数だけでアクティブユーザーと断定することはできない。ダウンロードしたすべてのユーザーが日常的にそれを利用するとは限らないからだ。しかし、「TikTok」がこの1年間で急激に伸びたことは間違いない事実。その証拠にApp Storeでも現在、YouTube、Instagramに次ぎ、第3位にランクされている。世界中のユーザーのハートをつかんだ「TikTok」。Sensor Towerの予測によると、今後は広告事業の拡大が濃厚の模様。利益伸長もここがスタート地点だ。
souce by Mashable