盗まれたのはTesla車。オーナーがアプリによる車の位置情報を警察に提供し、これをもとに警察が車を追跡。最終的に窃盗犯は逮捕され、車は無事にオーナーの元に戻った。
・街中でカーチェース
車がガレージから盗まれたのは2月17日。そのことに気づいたオーナーが警察に通報した。そして専用アプリで車の位置情報をチェックし、リアルタイムに警察に情報を提供した。そうした情報により警察はすぐに盗まれた車の位置を特定できた。ここで一件落着かと思いきや、警察が犯人にTesla車を停めるよう促したものの応じず、しばらくカーチェースが街中で繰り広げられるという展開になった。
・バッテリー切れで御用
窃盗犯のあまりのハイスピード、そして乱暴な運転に、これ以上のカーチェースは危険だと判断した警察はヘリコプターを出動させて上空から追跡を続けた。そしてしばらくして、事態を打開するチャンスが出てきた。窃盗犯が高速をひた走っていたとき、オーナーはTesla車のバッテリーがもうすぐなくなりそうだとアプリに表示されていることに気づいたのだ。
その旨を警察に報告し、バッテリーが切れるのを待つことに。結局、車が動かなくなったところで、カリフォルニア高速パトロール隊が窃盗犯の身柄を確保し、警察へと引き渡した。
通常、アプリでの車の位置情報確認は広大な駐車場などでどこに駐車したかわからなくなったときなどに使われる。今回は本来あってほしくない状況での活用となったが、その有用性を証明できたのは確かだろう。
Source: The Press-enterprise