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街の木々の健康状態をオンラインで可視化するベルギー発のプロジェクト「Internet of Trees」

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ベルギーのルーヴェン・カトリック大学(KU Leuven)の研究チームは、樹木の健康状態を測定する独自のセンサーモジュールを開発し、街路樹や公園の木々の状態をオンラインプラットフォームで可視化するプロジェクト「Internet of Trees(インターネット・オブ・ツリーズ)」を立ち上げた。

2019年1月以降、ベルギー北西部にあるヘント、ベフェレン、シント=ニクラースの3都市を対象エリアとして展開されている。

・樹木の健康状態を測定し、データをオンラインで公開

「Internet of Trees」は、IoT(モノのインターネット)によって街の樹木を効率的かつ効果的にモニタリングしようという試みだ。

樹木にくくりつけられたセンサーモジュールは、外気温、樹液流の温度、木の動きなどを測定し、IoT向け無線通信技術「LoRaWAN」を介して測定データをサーバーに送信する仕組み。

これらの測定データはオンラインプラットフォームにおいてリアルタイムで公開され、樹木の管理やメンテナンスに役立てられる。

・子ども向けの教育プログラムなどにも活用へ

「Internet of Trees」のセンサーモジュールは、テクノロジーやプログラミングの基本知識があれば誰でも制作できるよう、あえてシンプルな設計になっているのも特徴。

数本のセンサーと防水ケース、ゴムバンド、単3電池2本で構成され、ソースコードやプリント基板を含め、すべてオープンソースとして提供されている。

今後は、子ども向けのワークショップや教育プログラムなどにも活用していく方針だ。(文 松岡由希子)

Internet of Trees

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