そしてこのほど、最新バージョンが発表された。2020 SR/ Fだ。エンジンの最高出力は110馬力で、航続距離は約260キロとなっている。
・約211万円から
電動バイクとしてはTechableではつい先日オランダのスタートアップの「NXT Rage」を、少し前にはHarley-Davidsonの「LiveWire」を紹介した。いずれもハイエンドで価格は300万円超となっている。それに比べ、ZeroのSR/ Fはベースラインが1万8995ドル(約211万円)〜と比較的リーズナブル設定となっている。にもかかわらず、最大トルクは140ポンドフィート、最高スピードは時速193キロと性能面で引けを取らない。
・追加のパワータンクも
SR/ Fにはプレミアムバージョンとスタンダードバージョンがあり、最高速度や最大トルクは同じだが、プレミアムバージョンでは急速充電に対応し、1時間で95%を充電できるとのこと。一方、どちらのバージョンもさまざまなオプションが加えられるのもSR/ Fの特徴。追加のパワータンクでは航続距離を25%伸ばすことができる。そのほか、ハンドルバーをヒーターで温めることができる機能なども用意されている。
SR/ Fは独自のソフトウェアを搭載し、ライダーは専用アプリで走行に関するデータを確認できるのも便利そうだ。
発売時期は未定ながら、今年発売されるNXT RageやLiveWireの手強いライバルとなりそうだ。
Zero Motorcycle