スマホやカメラなどのデバイスでの使用を想定していて、360度映像やVRなど大容量データを扱う機会が増えていることに対応したものとなる。
・4K動画も爆速で
従来のmicroSDインターフェースにPCI ExpressとNVMeインターフェースを加えて高速化を実現した。従来のmicroSDカードと下位互換性を維持している。メモリカードにはmicroSDHC Express、microSDXC Express、microSDUC ExpressJなど容量の異なるタイプが展開されているが、microSD Expressカードはそれぞれの容量で提供される。
たとえばmicroSDXCの容量は64GB〜2TBだが、こうした大容量のデータが985MB/秒で転送できるというのは4K動画を転送するときなどストレスの軽減につながり、シェアもより簡単にできるなど利便性もアップする。
・省電力化も
また、転送速度が速いのに加え、省電力化も特徴だ。通常のmicroSDメモリカードに比べエネルギー消費を抑制できるという。スペインで開催中のモバイル・ワールド・コングレスではカメラ性能が格段に上がったスマホが多数発表されているが、高画質の映像を扱う機会がぐっと増える今後、この新たなメモリカード規格は威力を発揮しそうだ。
SDアソシエーション