その聴診器も、時代に合わせて進化している。クラウドファンディング「Kickstarter」に「Stemoscope」という製品が現れた。これは医学的な知識がなくとも使用できる、スマート聴診器である。
・鼓動の波形を表示
心臓、関節、筋肉、呼吸、そして胎児。これらの音は聴診器を使えばしっかり感じ取ることができる。だがStemoscopeの場合は、それを波形として表示することができる。Bluetoothを通してスマートフォンに反映する仕組みだが、もちろんそれを専用アプリに保存することも可能だ。
用途は何も人間の身体に限らない。動物や樹木にStemoscopeを使うと、その鼓動を聞き取ることができる。樹木医はそのようにして木々の状態を把握するのだが、それと同じことが一般人でも手軽にできるというわけだ。
サイズは直径1.5インチ(約3.6cm)で、これは1ドル硬貨よりも若干大きい程度。厚さも0.4インチ(約1cm)に過ぎない。iOSとAndroidに向けたアプリが用意されている。
・日本へも配送
自分自身の心臓の鼓動を聴くのもいいし、胎児のそれを記録するのもいい。あらゆる対象物に使えるStemoscopeは、Kickstarterで29ドル(約3200円)からの出資枠を設けている。日本への配送にも対応していて、その場合は5ドル(約550円)の手数料が加算されるそうだ。今年5月までには製品が出荷されるという。
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