そこで、米国のスタートアップ「Innoflate」が開発したのが、適切な空気圧に達すると音で知らせる空気注入針。既存の空気入れの針と取り替えるだけで使えるようになる。
・8PSIになると音が鳴る
Innoflateの空気注入針は針の根元が膨らんでいてスポイトのような形状。通常の針にはないこの膨らみこそがポイントだ。使い方や仕組みは至ってシンプルで、通常の空気入れの針を取り除き、そこにInnoflateの針をセットする。そして従来と同様にボールに空気を入れる。
そしてボールの空気圧が8PSIになったら、笛のような音がなるので、針を外す。それだけだ。
・注入と圧測定の2役こなす
もちろん、空気圧測定のゲージは市販されているが、空気入れとは別ものなので針を刺したり抜いたりの手間がある。しかも空気を入れすぎたり、あるいは注入が足りなかったりすれば再調整が必要となる。しかし、Innoflateの針ならどの時点で空気注入をストップすればいいかわかり、空気注入と圧測定の2役をこなす。なぜ今まで開発されていなかったのか不思議なくらいシンプルで使い勝手が良さそうだ。
開発元は4月4日までクラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開し、出資額は3つパックで15ドル(約1700円)と手ごろな値段。残念ながら発送先は北米限定となっているが、バレーボールやサッカーボール用の開発も視野に入れていて、これらを商品化するときにグローバル展開はあり得そうだ。
Innoflate/Kickstarter