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ウェアラブル端末による非接触型決済サービスをオランダのABNアムロ銀行が導入

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オランダの首都アムステルダムを本拠地とするABNアムロ銀行は、金融機関として世界で初めて、スマートウォッチやスマートリストバンド、スマートリングなどのウェアラブル端末による非接触型決済サービスを2019年1月から正式に導入している。

・ウェアラブル端末でキャッシュレス決済

この新たなキャッシュレス決済サービスは、ABNアムロ銀行に銀行口座を持ち、インターネットバンキングもしくはモバイルバンキングを利用している18歳以上の利用者が対象。

「Garmin」や「Mondaine」、「Olympic」のスマートウォッチ、スマートリストバンド「Fitbit」、スマートリング「K-ring」など、マスターカード(Mastercard)認定の決済チップを内蔵したウェアラブル端末に対応し、銀行口座と連携させることで、非接触型決済する仕組みだ。

決済額が25ユーロ(約3140円)を超えると暗証番号の入力が必要で、一日の利用限度額は250ユーロ(約3万1400円)となっている。

・非接触型決済が普及するオランダ

ABNアムロ銀行では、本格的なサービス導入に先立ち、500名の利用者を対象に2018年1月から実証実験を行った。

その結果、被験者の78%が「従来のデビットカードよりもウェアラブル端末のほうがよい」と回答したという。

オランダでは、実店舗での現金払いの割合が2016年時点で45%と、年々減少する一方、2014年以降、非接触型決済が急速に広がっており、6割以上のカードと4割以上の決済端末がこれに対応している。

非接触型決済の多様化という観点からも、ABNアムロ銀行のウェアラブル端末を活用した決済サービスは先進的な試みといえるだろう。(文 松岡由希子)

ABN AMRO

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