Rakutenと書かれた真っ赤なボックスを抱えたドローンやロボットが陸空で動くところを目にする日はそう遠くなさそうだ。
・ドローンの荷物は5キロまで
導入するドローンは最大積載量5キロで、最長16キロ、時間にして40分飛行することができる。そして、地上配送ロボット(UGV)の最大積載量は50キロ。最大スピードは時速15キロとなっている。この2つを活用して無人での配送を実用化する、としている。
・JDのノウハウ注入
楽天は2016年からドローンを使った配送の実証実験を行うなどして無人配送に取り組んできた。そして昨年にはドローンとUGVを組み合わせた配送実験も行なっている。一方の京東集団は2015年にドローン開発に着手。翌年には農村部で世界初のドローンを使った商用配送を開始した。これまでの配達飛行時間は40万分以上で、かなり経験を重ねている。
今回の提携は、楽天が培ってきた無人配送の運用ノウハウに京東集団のマシーンと経験を合体させるものとなる。全てを楽天自らが手がけるよりスピーディーかつ確実に本格導入につなげられるのが最大のメリットだろう。
無人配送に関しては、世界に目を向けると北米や欧州で先行した取り組みが展開されている。Amazonのロボット配達も試験運用が始まったのは記憶に新しいところだ。楽天のドローンやロボットの早期デビューに期待が高まる。
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