この問題を解決すべく、IKEAが開発したのが部屋の空気を綺麗にしてくれるカーテン「GUNRID」だ。
・光合成に似たシステムで、大気汚染物質を分解
カーテンの表面に、ミネラルベースの処置が施されており、屋外と室内の両方の光に触れると、光合成に似たシステムを使って大気汚染物質を分解する。IKEAのサプライヤーや研究者が複数の大学と共同で、この技術を開発した。
・IKEAの環境への取組み
IKEAは長年、有害化学物質を段階的に廃止して自社からの大気汚染を減らすなど、環境保護に取り組んでいる。2016年から2030年までに、自社製品のCO2排出量を70%削減することが目標だ。2018年には、稲の藁(わら)を再生可能な原料に変えてIKEAの新製品に使うことで、大気汚染につながる稲藁の焼却を削減する取り組み 「Better Air Now!」もインド政府や国連、NGO団体などと共同で開始している。
「私たちは、人々がより健康で持続可能な生活を送ることができるように、長期的に取り組んでいく」と、IKEAグループのサステナビリティ責任者であるLena Pripp-Kovacは語っている。
・他の布製品にも応用も
GUNRIDはこの技術を使用した最初の製品だが、今後、他の布製品にも応用できるとIKEAはみている。部屋の空気を綺麗にしてくれるカーテンGUNRIDは、来年から発売開始。今から楽しみだ。
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