では、そのような場所でもし遭難してしまったら? オフライン下でも緊急信号を発する通信機器が求められる。
クラウドファンディング「Kickstarter」で発表された「RADNA」は、腕時計型の救命デバイスである。スマホが全く使えない地域で、この製品は真価を発揮する。
・太陽光モバイルバッテリーも
RADNAはGPS機能が付いたマルチツール収納ガジェット。いざという時に役立つ小型の十徳ナイフ、LEDライトがギアボックスの中に収められている。このギアボックスの上蓋にはコンパスが装着されていて、GPSに頼らない位置情報の把握も可能だ。だが何と言っても、このRADNAには衛星ビーコン機器が内蔵されている。オフライン下でも衛星を介した救難信号を発することができる。
3000mAhの内蔵モバイルバッテリーは、太陽光パネルで電力を補充する仕組み。これさえあれば、遭難した時でもスマホを動かせるだけの電力は確保できるだろう。防水機能も施されているから、水に浸かった程度で故障することはない。
・日本へも配送予定
このRADNAはKickstarterで出資を受け付けている。セットのベースとなるRADNA Deviceは110ドル(約1万2000円)から。配送は8月を予定している。日本へのそれは15ドル(約1660円)の手数料加算で受け付けるそうだ。また、RADNAは子供用とペット用の別製品も用意している。
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