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Mobile 【Google Chromeユーザー必見】多タブ作業中に重くなりがちなブラウザを簡単に軽く高速化する方法

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【Google Chromeユーザー必見】多タブ作業中に重くなりがちなブラウザを簡単に軽く高速化する方法

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インターネットブラウザはGoogleのChromeを使っているという人は多いのでないだろうか。市場シェア調査会社のNet applicationsによると、世界市場のほぼ65%がChromeだという。2位のMicrosofのInternet Explorerは11%以下であり、デスクトップブラウザとしては圧倒的なシェアを占めている。

他ブラウザと比較して利点も多いが、特にその“ミニマリズム的原理”が人気を集めているようだ。

・Chromeはメモリを食う?

Chromeは速くてスムーズな動作だし、何よりマルチデバイスでデータ共有するのに秀でている。簡単にデスクトップPCとスマートフォンとの間でデータ共有ができてしまうのはありがたい。

とはいえ、Chromeにももちろん短所はある。それはメモリを食いがちな点だ。バックグラウンドでたくさんのタブを開いているときに、やたらと重くなった経験はないだろうか。そんなChromeの短所をカバーする新機能を、Googleは近い将来にリリースするのではないかという嬉しい情報が入ってきた。

・Chromeの試験運用版「Chrome Canary」で新機能追加

Chromeの新機能をテストする、Chromeの試験運用版「Chrome Canary」がある。これは誰でも無料で利用でき、ダウンロードすることが可能だ。

Ghacksが最近報じたところによると、Chrome Canaryに新しい拡張機能が追加されたが、ブラウザを少しスピードアップさせ、メモリ使用を減らす効果があるという。この新機能は “Skip best effort tasks”と呼ばれる機能で、Chromeブラウザ使用中に、優先度が低いタスクの処理を停止させるというものだ。とはいえ、優先度の低いタスクも最終的には処理される必要があるため、Chromeブラウザをシャットダウンする前に処理が実行される。

以下に、Chrome CanaryについてのGoogleからのアナウンスをそのまま引用する。

「With this flag on, tasks of the lowest priority will not be executed until shutdown. The queue of low priority tasks can increase memory usage.Also, while it should be possible to use Chrome almost normally with this flag, it is expected that some non-visible operations such as writing user data to disk, cleaning caches, reporting metrics or updating components won’t be performed until shutdown.」

ざっくりまとめると、優先度の低いタスクが重なるとメモリを食ってしまうが、ユーザーデータの管理、キャッシュのクリア、アップデートといった目に見えないオペレーションは、シャットダウンするまで実行されない、といった内容。

・利用方法はとても簡単!

新機能は、Chrome Canaryのデフォルト状態では利用できない。Chrome Canaryのアドレスバーに「chrome://flags/#disable-best-effort-tasks」と入力しエンターを押すと、設定ページが開くので“Skip best effort tasks”をメニューから選択し、機能を“Enabled”に設定してブラウザをリスタートさせればOK。

“メモリ食いのChrome”を卒業して、今まで以上にスムーズで快適なパフォーマンスができるようになる日も近いのかもしれない。Chromeでのいち早い実装に期待したい。

BGR
Chrome Canary

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