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Mobile “この階段のぼると何カロリー?” 階段昇降時の消費カロリーをネットワーク化した「StepJockey」

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“この階段のぼると何カロリー?” 階段昇降時の消費カロリーをネットワーク化した「StepJockey」

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StepJockey日々の健康にどれくらい配慮できているだろうか。栄養バランスがよい食生活はもちろんのこと、運動をすることが必要だ。「頭ではわかっていても、なかなか運動ができない」と頭を悩ませている人には、特別に激しい運動をしなくても、通勤や買い物など日常の生活の中で、カロリーを消費できれば何も言うことはないだろう。スマートフォンアプリと現実の世界をシームレスにつなぎ、健康づくりに役立ててもらおうというプロジェクトが、イギリスでスタートしている。

イギリスの保健医療省(Department of Health)からの支援を受け、人々の健康に対する意識啓蒙を促し、健康づくりに役立てるために開発されたプラットフォームが「StepJockey」だ。ついエレベーターやエスカレーターを使って楽をしてしまうが、階段を上ったり降りたりするアクションは、心循環系のフィットネスにつながり、体重を減少させることにも貢献するとして、チームでは町の中にある階段に注目。階段を上ることは、ジョギングをするよりも1分間あたりのカロリー消費量は大きいという。そこで開発チームでは、駅や会社のビルなど、イギリス国内中にあるさまざまな階段情報をまとめるクラウドソーシングシステムを開始している。

ユーザーは消費カロリーを測定したい階段を見つけたら、iPhone向けの無料アプリを起動する。まず、アプリが現在の位置情報をチェックし、その情報を記録。階段を上ると測定が開始され、全部で何段あり、どれくらいのカロリーを消費するのか計測する。データはクラウド上に保存され、位置とカロリー情報がマップ上に記録される。測定結果はプリントしたり、ポスターにして、他ユーザーとシェアすることができるという。このポスターは、はQRコードとNFC(近距離無線通信)タグの機能をもっていて、階段のすぐそばに設置をすることで、他のユーザーがスキャンして、階段のカロリー情報を閲覧したり、カロリー消費の測定をおこなったりできる。

これまでの履歴をグラフで見たり、目標を設定して達成度を確認することも可能。このプラットフォームは行動科学の原理に基づき開発された。実験によると、“階段を上る”アクションへの動機づけをおこなうことで、最大29%も階段の利用が増加したという。無理なく毎日の生活の中で続けられる、健康促進アクションとして、あなたも階段を積極的に利用してみては。

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