一眼レフ撮影に引けをとらないクォリティ、そこに芸術性も盛り込まれ、見る者をひきつける作品がそろっている。
・細部まで色鮮やか
これ、本当にスマホで撮った? と思うほど、8回目となった2018年モバイル・フォトグラフィーコンテストの入賞作品はいずれも細部までくっきりと色鮮やかだ。最優秀賞作品に選ばれたのはポーランドのフォトグラファーDominika Koszowskaさんの作品。羊飼いと羊が谷を移動する様子をとらえたものだが、草の緑や山肌に映った雲の影などが壮大な景色とともに見る人の目を奪う。
・芸術的な作品も多数
コンテストには白黒の部門もあり、部門最優秀賞を受賞した作品をみると、白と黒だけでもその陰影の幅でディテールがしっかりと描かれている。そのほか、コンテストには風景部門、ポートレート部門、フォト・ジャーナリズム部門など多数あり、カメラの性能向上だけでなく、モバイルフォトグラフィーがいかに浸透しているかをうかがわせるものばかりだ。
さらには、芸術性を付加している作品も多くみられるところに、モバイルフォトグラフィーの円熟さも垣間見える。
入賞作品はサイトで閲覧できるので、写真が好きな人、モバイルフォトグラフィーを追求している人は要チェックだ。
Mobile Photo Award