そうした睡眠に伴う悩みを解決するベッドのマットレスを米国ニューヨークのスタートアップEight Sleepが開発し、予約の受け付けを開始した。好みの快適温度を維持するというもので、睡眠パターンなども追跡できる。
・摂氏12〜46度に対応
Podと呼ばれるこのマットレスはウォーター・クーリングシステムで寝る人の好みの温度を維持する。温度は摂氏12〜46度の間で設定できる。快適温度は人によって異なることから、Podでは中央で2つのセクションに分けてそれぞれを個別にアプリから温度調整できるようになっている。なので、カップル間で設定温度をめぐっての争いは避けられる。タイマーを設定できるのも便利だろう。
・温度による目覚ましも
ユニークなのが、サーモアラームと呼ばれる機能。起床時間を設定すると、その時間の前からPodの温度が下がり、覚醒を促すというものだ。開発元は目覚まし時計のように隣に寝ている人まで起こすことがない、とメリットを強調する。加えて、Podはセンサーを搭載し、ベッドに入ってから入眠するまでにかかった時間や睡眠時間、心拍なども記録するので、睡眠の質向上につなげることもできそうだ。
価格はフルサイズ1995ドル(約22万円)、クイーンサイズ2195ドル(約24万円)、キングサイズ2495ドル(約28万円)。それなりのお値段だが、これで快適な睡眠を得られるのであればリーズナブルとも考えられる。予約金は95ドル(約1万円)で、4月の発送が予定されている。
Eight Sleep