台風の襲来を伝えるテレビニュース映像では、通行人の傘が折れたりひっくり返ったりするシーンはおなじみだ。
雨のときは当然傘をさしたくなるが、強風を伴うとお手上げ。だが、そんなときでも活躍しそうなカーボンファイバー製の傘「Hedgehog Carbon」が発売された。
・時速112キロの風に耐える
Hedgehog Carbonの開発元であるカナダのスタートアップは2015年にクラウドファンディングサイトKickstarterでHedgehogキャンペーンを成功させ、今回発売したのは第2世代となる。名称にある通り、傘の骨にカーボンファイバーを使用し、オリジナルバージョンよりさらに丈夫なつくりにした。開発元によると、時速112キロの風にも耐えるという。
・車に踏まれても大丈夫
骨だけでなく、ジョイントにはポリカーボネート、伸縮シャフトにステンレススティールを採用して全体的な強度を高めている。車で何回も踏まれても壊れず使用できる映像がサイトには紹介されている。一方、丈夫と聞くと重くて持ち運びしにくいのではと思うかもしれないが、Hedgehog Carbonはたたむと長さ33センチになり、重量は420グラムと通常の折りたたみ傘とかわらない。台風の時だけでなく、普段から携帯するのにも良さそうだ。
Hedgehog Carbonは6色が用意され、価格は125カナダドル(約1万円)。現在、黒、ミッドナイトブルー、赤の3色のみ99カナダドル(約8300円)となっていて、カナダ国外への発送にも対応している。
Hedgehog Carbon