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Googleが気球に載せた通信制御技術が衛星インターネットにも転用される

衛星インターネットシステムの構築を計画するTelesatが、Google XによるProject Loonの技術をする活用するようだ。 Telesatは地球上の広い範囲でブロードバンドを提供するべく、今後数年間で数100...

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衛星インターネットシステムの構築を計画するTelesatが、Google XによるProject Loonの技術をする活用するようだ。

Telesatは地球上の広い範囲でブロードバンドを提供するべく、今後数年間で数100もの衛星打ち上げを計画している。

ブロードバンドを僻地に届けるのに気球を活用するProject Loonでは、気球同士のネットワーク制御が巧みにおこなわれており、これはTelesatによる数100もの衛星のネットワークにも転用可能とのいうことだろう。

・Loonの無線デバイスとネットワークソフトを応用

いま、SpaceXなど多くの企業が衛星インターネットを開発しているが、Telesatが計画するような数百もの衛星がネットワーキングするシステムを構築した企業はまだない。

一般的な通信衛星よりも小さくて速いTelesatの衛星は、地球上のある地点から信号を受信し、それをネットワーク内の衛星に送信。最終的に必要な場所にビームフォーミングする。

こうした機構の実現のために、Loonのキモとなる無線デバイスとネットワークソフトを応用したものが、Telesatの衛星インターネットシステムで稼働することになる。

Loonの気球には、ネットワークの設定を一括管理するための技術が備わっている。これにより、周囲の気球や地上の受信機と連絡を取り合うことが可能となる。また通信には、ジンバルに取り付けられたアンテナを使用する。ジンバルの向きの細かい調整により、風によって気球がどこに運ばれても、気球同士がコネクトした状態を保つ。

・292個の衛星によるネットワーク

Telesatの衛星は約100分で地球を一周するので、一つの衛星が地上と信号を受け渡しできるのはおよそ6~7分が限度となる。

こうしたむつかしい状況にも関わらず、衛星は軌道が予測可能なぶん気球よりもシンプルだという。

2022年にTelesatはその第一段階の衛星を打ち上げる予定となっており、うまくいけば6つの軌道にそれぞれ12個、合計72個の衛星が軌道上を周回することになる。次の段階で120個の衛星を赤道軌道に打ち上げ、最終的にはプラス100個の衛星が打ち上げられて合計292個で配置が完了する予定だ。

現在、最初に打ち上げた低軌道衛星でテストを実施中のTelesatだが、最近になって旅客機でのWi-Fiを提供するGlobal Eagleと提携するなど着々と実用への準備が進められる。

参照元:Loon to Adapt Its Balloon Tech for Telesat’s Satellite Internet Service/IEEE Spectrum
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