そんな依存症を少しでも改善しようと生まれたのがこのスマートポスター。インターネットに接続すると、デジタルインクでその日の天気を随時更新する。現在、Kickstarterで支援を募っているところだ。
・特定の刺激に反応して変化するスマートインク
ポスターに使われているスマートインクは、特定の刺激に反応して色が変わるように設計されている。その“特定の刺激”がインターネットから送られてくる天気予報だ。ポスターがインターフェースとなり、インターネット情報を化学的変化によって表示する。天気予報が変わると、紙の上のインクも変化。アイコンが完全にアクティブになるまで5〜15分かかるが、情報は1日を通して更新される。内部の電子回路は最新のPCB製造およびピックアンドプレース機で作られたもの。マイクロコンピュータは北アメリカのIOT企業が供給している。フレームの素材はアメリカン・オーク。バックプレートは真空成形されているガラスペイン、その他の内蔵部品はCNC(コンピュータ数値制御)機で加工されている。
・現代人のスマホ依存を少しでも解消
設定は簡単で、ポスターとWI-FIをつなぐだけ。接続後は1日を4つの時間帯(午前8時、午後12時、午後4時、午後8時)に区切り、雨、曇り、晴天の3つのアイコンで天気を表していく。開発元であるTypified社のOli氏は「天気という絶え間なく流れる情報を映し出すのに、壁は最適の場所だと思った」と語る。スマホのディスプレイのように四六時中目で追う必要はなく、ちらりと見るだけで天気がわかる。デジタル依存の現代人のストレスを少しでも解消するために考案した製品だそうだ。
早期割引価格は189オーストラリアドル(約1万5000円)から。オーダー受け付けは3月5日まで。
Typified Weather Poster/Kickstarter