米国のスタートアップArcimotoはこのほど、小型三輪EVのプレオーダー受け付けを開始した。価格は1万9900ドル(約220万円)。ピザ配達などに使用されるスクーターを一回り大きくしたようなデザインで、都市部に住む人を中心に手軽な移動手段を提供する。
・スクーター感覚?
Arcimotoは今回発売する「Evergreen Edition」をSUVならぬFUV(Fun Utility Vehicle)と位置付けている。日本語に直せば、お楽しみ用多目的車といったところだろうか。写真をみれば一目瞭然、かなりのコンパクトサイズで、幅は155センチ、長さ287センチしかない。そしてユニークなのがドアの付け外しができる点。外すと屋根付きスクーターのような感覚で乗ることができそうだ。
後部には小さいながらも鍵がかけられる荷物スペースがあるので買い物などにも使える。そのほかBluetoothスピーカーやスマホマウント、シートヒーターを備えるなど細部にもこだわりを見せている。
・航続距離160キロ
スペックはというと、最高スピードは時速120キロ、航続距離160キロ。エネルギー効率を高めるために回生ブレーキを採用していて、名称にある通りグリーンな車となっている。オレゴン州に拠点を置く同社は、今回のプレオーダーはまず同州、そしてカリフォルニア州とワシントン州に限定し、来年全米に広げる計画だ。
Arcimoto