米国の食品・飲料大手PepsiCoが、大学生のニーズにマッチした新サービスを試験的に実施している。
・小型ロボットがキャンパス内を自動走行
同社のスナックやドリンクを積載した小型ロボットが大学のキャンパス内を自動走行し、購入希望の学生の手元に直接届けるというもの。その名も「snackbot」だ。ロボットは、サンフランシスコ・ベイエリアに本拠を置くスタートアップ、Robby Technologiesが提供するRobby2をベースにしたもの。カリフォルニア州のパシフィック大学でこの1月からサービスが開始され、学生からの評判も上々の様子だ。・50ヵ所以上で受取可能!
大学の関係者は誰でも、専用のアプリを通して、自分の希望するスナックやドリンクが注文可能。注文後、175エーカーの広大なキャンパス内に点在する50ヵ所以上の指定スポットに、無人のsnackbotが商品を届けてくれるという仕組みだ。採用されたこのロボット、一度の充電で実に20マイル(約32km)もの走行が可能で耐久性に優れている。加えて、カメラとヘッドライト搭載で暗がりや雨の中でも危なげなく配達してくれる。また、6輪駆動でカーブや急な坂にも対応可能だ。提供時間は朝9時から夕方5時まで。
積載される商品は、PepsiCoが提供するより健康志向のラインナップ「Hello Goodness」から。食べ盛りの大学生にとって嬉しいサービスといえる。現在はパシフィック大学内での限られたサービスだが、数年後にはこれが各大学で当たり前の風景になっているかもしれない。
PepsiCo's Hello Goodness snackbot is Off to College