二酸化炭素排出の抑制を目的とした取り組みで、環境意識の高いユーザーの取り込みを狙う。まずは米シアトルで開始し、その後、他都市に拡大する方針だ。
・ユーザーの発案
今回の新サービスでは、ユーザーは「Green Mode」にすると、ガソリン車ではなくEVかハイブリッド車によるサービスを利用できるようになる。Green Modeを選択したからといって料金が上乗せされることはなく、アプリ上の操作もガソリン車の場合とまったく同じだ。Lyftによると、もともとこのサービスのアイデアはユーザーからの提案によるものなのだという。エコフレンドリーな取り組みを進めるLyftの方針に合致し、今回実現するに至った。
・燃料代の節約にも
また、このサービスではドライバーが燃料代を節約できるというメリットもあり、まさにwin-winのサービスといえる。Lyftは今年数千台のEVをネットワークに追加する方針だ。一方、ガソリン車のオーナー向けにはLyftからEVを借りられるサービス「Express Drive」を間もなく開始する予定。レンタル料金は発生するものの、パッケージには無制限充電サービスやメンテナンスを付加し、EV化を加速させる。
Lyftのユーザー数はこのところ右肩上がりで、環境負荷の少ないサービスを提供するという取り組みが企業のブランドを支えるという格好の事例となりそうだ。
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