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Enterprise 日本気象協会と災害情報サービスのスペクティが協力!映像のAI解析による道路管理支援技術を共同開発

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日本気象協会と災害情報サービスのスペクティが協力!映像のAI解析による道路管理支援技術を共同開発

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日本気象協会はこのたび株式会社Spectee(以下スペクティ)と共同で、SNSや天気カメラなどの映像のAI解析を通じ、防災情報のリアルタイム提供に関する開発を行うと発表した。

スペクティは世界40か国以上でツイッターやインスタグラムなど複数のSNSから災害・事件・事故といった緊急性の高い情報をいち早く伝えるサービス「Spectee(スペクティ)」を展開する企業。AIを活用した画像解析や音声サービスなども手掛けているため、今回のタッグが実現したと思われる。

・AI技術を使った事象の映像解析技術に着手

冬場の大敵は雪。近年は普段あまり雪に見舞われることのない都心部も豪雪に襲われ、交通網や労働者の勤務状況に多大な影響を与えている。今回の共同開発ではまず、冬季の防災情報から着手。AI技術を使って雨か雪かの判別や降雪量、積雪の深さ、道路の路面状態や歩道の滑りやすさといった事象の映像解析技術に取り組んでいく。

AI技術による映像からの事象判別または計測が確立されれば、リアルタイムでの防災情報提供に限らず、実況値のデータ量も飛躍的に増大する。さまざまな実況地を多数取得・蓄積することで、予測技術の発達も期待できる。

・社会経済へのダメージ軽減に期待

映像のAI解析を通じ得られた防災情報は、道路管理者や自治体など、防災支援情報を必要とする事業体へ提供される。日本気象協会とスペクティはこの技術開発を通じて、防災支援情報の高度化をめざす所存だ。

近年多発する異常気象によって私たちの生活は脅かされ、社会経済に与える影響は年々大きくなっている。事象を早期に判別できるようになれば、生活にかかるダメージもだいぶ軽減されるだろう。技術の発展に大いに期待したい。

日本気象協会/ニュースリリース
Spectee/プレスリリース

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