ドイツのスタートアップがスタイリッシュでエコな電動自転車カーゴ「ONO」を発表した。都市の商品配達の新しいカタチを提案する。

現在、パイロットプロジェクトの実行や量産を目指し、クラウドファンディングを行っている。

・急増する商品配達、都市の環境問題

オンラインショッピングによる商品配達は急増しており、ドイツでは1日に1000万個もの商品が配達されている。

これらの商品を輸送するディーゼル車はヨーロッパ全体で50万台にのぼり、1日600万トンのCO2を排出している。さらに、都市では渋滞や騒音、大気汚染などの問題も発生している。

そこで、スタートアップチームが開発したのがスタイリッシュで電気自転車カーゴONOだ。

・スタイリッシュでコンパクト

この車体はフォルクスワーゲングループの元ヘッドデザイナーが設計し、デザインは高品質でユニーク。荷室容積2立方メートル、最大積載量は300kgだ。

積載量は一般配送トラックの4分の1で、そのコンパクトな形状のため自転車道も走ることができ、渋滞に巻き込まれる心配もない。

全天候対応型のONO は、エコな電動貨物用自転車だ。電気モーターと交換可能なコンテナ、運転室から構成され、クリーンに静かに走行する。

・エコで、都市生活を快適に

ONOの目標は配達プロセスをより持続可能にすることで、渋滞や騒音、大気汚染などの都市問題解決に貢献し、都市生活をより快適にすることだ。

これからが期待される、都市の商品配達の新しいカタチだ。日本でも既に大手の運送業者がこのような乗り物を導入しているが、今後どのように発展していくかが楽しみだ。

ONO