太陽光発電で電力を賄う無人のコンビニで、自動決済、しかも在庫も自動で管理するというもの。労働力が確保できない場合に採用したり、店がないエリアに置いたりと、今後の日本でも活躍する場がありそうなコンビニだ。
・アプリで自動決済
スウェーデン企業Wheelysと中国の合肥工業大学が共同で開発した。自動運転で移動する無人コンビニ「Moby Mart」を以前発表したが、今回はそれを移動型としてではなく、据え置き型にした。コンビニはプレハブのようなデザインで、大きさは4.6×2.2×2.5メートル。飲み物やスナックなど、ニーズがありそうな商品を厳選して置く。
客はスマホにダウンロードしたアプリで店の扉を解錠し、商品を選ぶ。そしてスキャンしたら清算が終わり、そのまま店を後にできる。
・商品補充もスムーズ
それだけであれば移動型のMoby Martと変わらないが、今回のPsi OTGバージョンでは、スマート棚を採用していて、商品が売れると自動で店舗運営者に通知が入り、タイムリーに補充することができる。また、店舗の“屋根”のようにソーラーパネルが設置され、ここで発電された電気でコンビニが必要とする電気を賄うという完全オフグリッド型となっている。
日本では、津々浦々まで自動販売機があるが、Moby Psi OTGはそうした感覚で設置できるコンビニ。開発元はこのコンビニを2万5000ドル(約274万円)〜で売り出す計画だ。
Moby Mart