そして次はMPVかもしれない。メルセデス・ベンツはこのほど、電気MPVのコンセプトを3月に開かれるジュネーブ・モーターショーで発表する計画を明らかにした。
・2022年までに発売
一般に、コンセプトは今後の方向性や技術を示すために発表するもので、必ずしも商品化されるというわけではない。ただ、ジュネーブ・モーターショーに出展されるコンセプトはかなり生産バージョンに近いものが多いとされる。実際、今回のメルセデスの電気MPVも具体的な生産計画を持ったもので、2022年までに発売する見込みだ。
・ファミリー層狙い
電気MPVの外観はさほどひねりはなく、いかにもボックス、というデザイン。機能や仕様、航続距離などの性能は明らかにされておらず、ジュネーブで詳細が明らかになることが期待される。おそらく今回のMPV計画のメッセージは、あらゆるデザイン、用途のEVをメルセデスが展開する、というものだろう。同社は2022年までに10車種以上のEVを展開する計画で、MPVではファミリー層などを引きつけるねらいだ。
確かに、車買い替え時に「EVにしたいけど、ほしいデザインのものがない」ということは現段階であるだろう。種類が展開されればEVを選択する人は増えてくるはずだ。
Daimler