同社は、3月7日から始まる第89回国際ジュネーブ・モーターショーに先立ち、電気タイプのデューンバギーのコンセプトをこのほど発表した。
・LEDライトで現代風に
デューンバギーは砂浜や砂漠のような砂地を走るためにつくられた車で、砂地以外の悪路でも走行できるタフなタイプだ。車に詳しい人ならVWが1960年、70年代に展開したオリジナルデューンバギーを覚えているのではないだろうか。それを元に今回復活させるタイプは、現代風に電気で走る。公開されたコンセプトの写真を見ると、ボディにLEDのような長いライトが走っていてデザインもモダンだ。
・新プラットフォーム活用
また、今回の電気タイプで注目すべきは、同社が電気自動車(EV)用に開発したMEBと呼ばれるモジュラープラットフォームを活用することだろう。MEBは昨年発表され、2020年から本格導入される。MEBによるEVとしてはBuzzやCrozzがすでに発表されていて、今後さまざまなデザインのものがMEBを元に展開されていくことが見込まれている。
新デューンバギーの性能や生産計画などはまだ発表されておらず、ジュネーブ・モーターショーで詳細が明らかになることを期待したい。
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