民泊の予約と同じ手軽さで会議室を貸し借りできるサービスだ。近年、出張などビジネス需要の取り込みに力を入れているAirbnbだが、本腰を入れてビジネスマーケットを開拓する。
・ワークショップなどにも
仕事で海外に行き、会議のスペースを確保するのに困ったことのあるビジネスパーソンは意外に多いのではないだろうか。手短な打ち合わせくらいであればホテルのロビーでもいいが、そうはいかないことも多々ある。そんなときに使えるのがGaest.com。会議だけでなく、ワークショップやインタビュー、写真撮影などにも使えるスペースを借りることができる。Airbnbの民泊と同じようにネットで検索して予約の手続きが済ませられるので手軽だ。
・ビジネス需要に焦点
Airbnbが提供する民泊は個人利用がメーンだが、2016年に「Airbnb for work」を立ち上げるなど最近はビジネス需要に目を向けていて、出張の宿を手配できるツールを企業に提供している。今回のGaest.com買収はそうしたビジネス需要開拓という流れの延長上にある。当面、Gaest.comはAirbnbサイトに取り込まれず、現在の形で運営されるとしているが、ゆくゆくは統合される可能性はあるようだ。
一方、Airbnb傘下になったことで、Gaest.comが扱う物件の拡充が図られることが期待できそうだ。
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