AIや自動運転など新しい技術が幅を利かせるにつれて、世の中がすっかりブラックボックス化してしまうことに不安を感じる方もいるのではないか。

逆にこれらの中身を少しでも知ることで、できることは格段に増えるに違いない。そんなAIや自動運転の仕組みについて、遊びながら学べる知育玩具がある。

CES 2019ではロボティクス＆ドローン部門で最優秀イノベーションアワードを受賞した「Zümi」が、Kickstarterに登場だ。

・手頃な価格で自動運転ミニカーを

「Zümi」が魅力的なのは、1万円台という手ごろな価格の出資で、自動運転/AIについての仕組みが学習できる点だ。

ステップバイステップでZümiの訓練法を教えてくれるチュートリアルがあるので、これにしたがって作業すれば、小さなコースなら1時間足らずで走れるようになるようだ。

目的地までの最適ルートを計算させたり、モノや人の顔を識別するように訓練もできる。ジェスチャーによるコントロールも覚えさせられて、訓練すればするほど賢くてなるだろう。

・初心者から上級者まで楽しめる

初心者から上級者まで楽しめて、Web上でビジュアルプログラミングにより簡単にコードを組み立てることもできる。また、Tensor FlowやKeras、Open CVといった業界標準ツールを備えているのでニューラルネットワークを用いた本格的な作りこみにも対応している。

フレンドリーな表情を備えていて動きもチャーミング。パソコンを開いて訓練をするとき以外も飽きずに遊んでいられそうだ。

「Zümi」はKickstarter上で人気のプロジェクトのようで、支援コースの限定個数がはけるのも速いが、1月27日現在は119ドル（約1万3000円）のコースにまだ残数があるようだ。教育用自動運転ミニカーキットで、この機会に新しい技術について学んでみてはいかがだろう。

参照元：Zümi/Kickstarter