・スマホでの操作が可能に
公開されたのは「3.0版」。動作基盤を変更し、今までは、PCでしか動作できなかったがタブレット端末でプログラミング作業ができるように改良された。さらに作成したプログラムをスマホでも動かせるようになった点は旧バージョンと比べると大きな変化ではないだろうか。タブレットやスマホの使用はすでに子どもたちにとっては非常に身近なツール。PCだけでなく、スマホやタブレットで使用できることで、よりプログラミング学習が身近になることが期待される。
・さまざまな機能との連携も
スマートフォンで動かせるようになったことで外部の機器などとの連携も拡大。例えば、デンマーク発祥のレゴ社が提供する組み立てロボットキット「マインドストーム」や、英公共放送のBBCが開発した学習用マイコンボード「マイクロビット」などの機器との連携が可能になるという。プログラミングを作成したのち、実際のプロダクトに実装できるとなると子どもたちのモチベーションも高まるはず。親子で取り組むのも良さそうだ。学習的な面からもより効率良くプログラミングを学べるに違いない。
こうした動きにより、スクラッチを使っての学びの場や可能性が広がっていくことが予測されている。今後のコラボレーションにも注目したい。
スクラッチ