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精神疾患もVRで治療可能に!?アメリカの企業の新たな試み

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様々な分野での活用が進められているVRだが、最近では、医療の分野での研究も進められている。

カリフォルニアに拠点を置くLimbixは、精神疾患の治療にVRを活用しており、これまでに様々な症状の緩和を目的にしたVR体験を開発しているが、新たにうつ病や不安障害、依存症などの治療を目的としたコンテツを発表した。

・VRを使用することで治療のハードルを越える

Limbixの開発担当者らは、「精神疾患の治療へのVR活用のメリットは、多くの人が治療を受けやすくなるという点ではないだろうか」と述べる。現在のメンタルヘルス分野での大きな問題点は、治療を受けるべき人たちに必要な治療が行き届かない状況になっていることだと指摘する。

VRは患者が喜んで使うツールであり、またヘルスケアに携わる人々にとっても有効な手段になり得ると語っている。

・思春期のうつや、不安克服にも有効か

同社が現在開発中のコンテンツの一例として、青春期のうつ病をVRで治療するソリューションが挙げられる。これはハーバード大学で実施された研究の、青春期のうつ病の治療にはウェブの活用が有効であるという立証に基づくもの。

同社の取り組みの目的は、VRによる一連のセッションを被験者が体験して、うつ状態を克服するための成長志向を植え付けることとのこと。

また、同社は、不安障害を抱える患者へ向けたコンテンツも開発中。メンタルヘルス向けのVRは比較的簡単に使用でき、かつ導入も容易なものが多いため様々な場所でのニーズがあると予測される。今後、治療用VRコンテンツはますます拡大し、多くの場面で普及されることが期待されている。

limbix

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