オーストラリアの郵便事業者Australia Postでは、オフラインとオンラインのコミュニケーションをドッキングさせる試みを開始している。届けた荷物と一緒に、相手にビデオメッセージを送れる「Video Stamp」というサービスだ。まず、ユーザーは既存のスタンプの替わりに、QRコードが印刷された特別な「Video Stamp」のシールを封筒に貼り付ける。そして、Australia Postの“Express Post”または“Express Courier International”のサービスを利用して、送りたい相手に宛てて普通に荷物を投函する。
次に、iOS、Androidのどちらにも対応している無料の専用アプリをダウンロードし、先ほど送った荷物のQRコードをスキャンする。すると荷物のIDとリンクした状態になり、12時間以内にビデオメッセージを録画しておくと、荷物を受け取った相手がスタンプをスキャンしたとき、録画された動画メッセージを見ることができるという流れだ。
しかも、このサービスは無料で利用でき、アプリも無料なので、実質追加料金はかからないというからありがたい。クリスマスや誕生日、記念日などに、プレゼントとともに親しい相手からビデオメッセージが受け取れるなんて、とても嬉しいサプライズである。日本でもこういったサービスが導入されて欲しいものだ。
Video Stamp