これまで通り、ロケットは無事に意図された場所に帰還し、カプセルも回収された。予定している年末までの有人テスト飛行が現実味を帯びてきた。
・10分15秒のミッション
New Shepardはテキサス州にある同社の施設から、現地時間午前10時5分に打ち上げられた。カプセルにはNASAの物資を搭載。NASAの実験を兼ねた打ち上げとしては今回が8回目だ。前回同様、今回もロケットは宇宙との境目の部分に到達し(高度約106キロ)、打ち上げからロケットタッチダウンまでの全ミッッションは10分15秒だった。
・カプセルも回収
Blue Originはロケットの再利用を行なっていて、今回使用されたNew Shepardにとっては4回目のフライトとなり、計画通りランチパッドに帰還した。一方のカプセルも、パラシュートで地球に帰還し、回収された。New Shepardは人が乗り込むことを前提に作られたロケットで、同社は年内の有人飛行を目指している。
Blue Originは「地球を守るために、将来人は宇宙に移り住む。その際、人を宇宙に運ぶのがBlue Originの役割」という壮大な構想を描いている。実際に有人テスト飛行が始まれば、宇宙への移住が夢物語でなくなるのかもしれない。
Blue Origin