装着者の動きをサポートして歩行訓練を補助するというものだが、この歩行アシストがこのほど欧州で医療機器認証を取得した。これにより、欧州で販売することが可能となった。
・足の動きを誘導
Honda歩行アシストは腰と腿につける機器で、腰フレームとモーター、大腿フレームの3つから構成される。腰フレームにバッテリーと制御コンピューターを搭載する。股関節の動きを内蔵センサーで感知し、足を前に出す動きや蹴り出しを誘導するというもの。動きをサポートするだけでなく、たとえば左右の足の屈曲や伸展のタイミングが対称になるようにするモードも備えている。
・重さ約2.7キロ
動きをアシストする医療機器と聞くと大がかりなものをイメージしがちだが、Honda歩行アシストはモーターを薄型にするなどして小型軽量をはかった。重さは約2.7キロだ。また座ったままでも装着でき、腰や大腿のフレームはサイズを調整できるようになっている。
加えて、左右の対称性や可動範囲、歩行の速度といったデータも計測でき、訓練をするなかでどれくらい歩行機能が改善しているかを客観的に把握できる。
欧州での医療機器認証と時期を同じくして、ホンダは米国での医療機器の認証も取得していて、今年はHonda歩行アシストをグローバル展開する年となりそうだ。
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