「Primo」は、Cubettoというロボットと、コマンドを管理するインターフェース部分で、はめ込みスロットが開けられている板、および各ブロックパーツの3つで構成されている。このブロックは、「直進」「左折」「右折」「ファンクション」の4つのコマンドを実行する“指令”にあたり、機能が異なるブロックをスロットにはめ込む。すると配置順番に従い、ロボットのCubettoが指定されたコマンドに従った動きを実際におこなう。
「ファンクション」ブロックは、インターフェース板の下部にある、緑色の別枠内に配置されたコマンドを実行するためのもの。子どもたちは、フロアー上の障害物にぶつからないよう、どういうコマンドを組んでロボットを動かせばいいのか、考えながらブロックをはめていく。実際に成功したときの喜びは、コンピュータープログラミングがうまく動作したときの喜びに通じるものだ。開発側によると、テレビやタブレットなどのスクリーンを経由するのではなくて、実際の遊びという体験を通じて学習をすることに意味があり、より効果的だという。まだ文字が読めない幼児でも、遊びながらプログラミングの仕組みに触れられる。
「Primo」は現在、資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを開催中。残念ながら、今年のクリスマスにはちょっと間に合わないが、来年のクリスマスにでも、ユニークな発想の知育玩具を子どものプレゼントにしてみては。
Primo