・アイトラッキング機能でより臨場感を
昨年ローンチされたVive Proは同社のヘッドセットラインナップの中でハイエンドモデル。今回お目見えしたVive Pro Eyeは、従来のVive Proにアイトラッキング機能が加わった。この機能により、従来よりさらに臨場感のあるVR体験がもたらされた。それを可能にしたのは「中心窩レンダリング(foveated rendering)」という技術。具体的には、ユーザーが現在目で見ている部分についてはシャープなイメージが描画され、その周縁視野についてはクオリティを下げることになる。おかげで、より重要度の高い、目で見ている部分のクオリティを効率的に上げられるわけだ。
・コントローラー不要のメリットも
アイトラッキング機能によるメリットは、効率的に高画質を楽しめるだけでない。もう一つの大きな利点は、ハンズフリーでの操作可能性が飛躍的に高まることだ。この機能があれば、従来型の煩雑なコントローラーを用いずとも、VRの画面内に現れる目的物に視点を合わせるだけで、メニューを開いたり、タイトルを検索したり、オブジェクトを選択したりと、簡単に意図する操作をすることができる。
現在販売中のVive Proは799ドル(約8万7000円)。気になるVive Pro Eyeの価格は現時点で公開されていないが、今年の第2四半期には発表される見込みだ。
Vive Pro Eye
HTC announces new Vive Pro Eye virtual reality headset with native eye tracking