クラウドファンディング「Kickstarter」に登場した「Hexbot」は、チェスの相手から3Dプリンティングまであらゆることをこなす万能ロボットアームである。一家に1台ロボットアームを持つ時代は、そこまで来ているのかもしれない。
・用途に応じて交換可能
Hexbotはアタッチメント交換式のロボットアーム。用途に応じて先端の「手」を替えることができる。グリッパー、吸盤、ペンホルダー、レーザー彫刻機、そして3Dプリンター。たとえばチェスの相手をさせる時は、グリッパーで駒を掴めるようにしてやる。ところが、囲碁やオセロの様な駒ではグリッパーは扱いづらい。そこで、吸盤に交換する。
ペンを持たせて絵を描かせることもできるが、何も持つのはペンだけに限らない。レーザー彫刻や3Dプリンティングもこなせるよう設計されている。
Hexbotの精度は0.05mm。針と針の先端をくっつけることができるほどの性能だ。また、プログラミング初心者でも扱いやすいよう、ビジュアルプログラミングエディター「Blockly」を統合しているのも特徴だ。
プログラマーではない人でも扱えるという点で、Hexbotは普及のための大きなアドバンテージを有している。
・日本へも配送対応
このHexbotは、Kickstarterで出資を募っている。いかんせん人気の製品だから最安値の枠はすでに埋まってしまったが、349ドル(約3万8000円)のベーシックキットはまだ残っている。配送は今年10月を予定。日本への配送にも対応していて、その場合は50ドル(約5500円)の手数料が別途かかる。
Kickstarter