そんな忙しいビジネスマンやフリーランサーのために登場したのが「CONCIAS(コンシャス)」。LINE1本で煩わしい雑務や軽作業を依頼できる、個人向けオンラインアシスタントサービスだ。
提供元はウェブのサービス開発や運用を手がけるNEEDCREATE。代表取締役CEOの内野 洋輔(うちの ようすけ)氏に話を聞いた。
・お店の予約から雑談の相手まで何でも請け負い
Q1:まずは、このようなサービスを提供するに至ったきっかけからお聞かせください。元々はウェブディレクターの仕事をしていました。しかし、(当時の仕事は)要件定義や設計といった本来のウェブサイト業務より、そこにまつわる雑務の方が圧倒的に多かったのです。
その後、何年か過ぎてスタートアップのCEOという立場になっても、やはり雑務に忙殺されている自分がいました。そこで、本当にその人が向き合いたい仕事に向き合えるサービスを作ろうと思ったのです。(そこから)サービスを起案し、COOとともに1日で内容を詰め、4日で開発しました。弊社はメンバー全員がフルリモートというワークスタイルなので、チームとサービスとの相性も良さも感じています。
Q2:「CONCIAS」とは、どんなサービスなのでしょうか。仕組みや特長について教えてください。
ひと言で言えば、「個人向けのオンラインコンシェルジュサービス」です。使い方は至ってシンプルです。
まず、専用サイトからリーズナブルな値段設定のチケットを購入し、専用のLINEアカウントに友だち追加します。それだけで8時〜22時の間、LINEから簡単にお店やタクシーの予約、簡単な雑務、ネット上でのリサーチ、雑談の相手などが依頼できるようになります。
運営は全国にいるフルリモートのメンバーが行っています。コンシェルジュメンバーがお客さまからの要望に早く正確にお答えするため、サービス品質向上やその他の問題点を、毎週の改善ミーティングで話し合っています。
・将来はLINE以外でも利用できるようになる!?
Q3:利用にあたって現在はLINEを介するようですが、他のチャットサービスやSNSを使う予定はありますか?現在はLINEをベースにサービスを展開しておりますが、Facebookメッセンジャーや専用アプリなどでも依頼ができるよう、開発を進めております。
しかし、LINEは国民が支持するチャットツールであるため、今はいかにLINEで使いやすいサービスを展開するか、というところに注力しています。忙しいビジネスマンやフリーランサーが雑務から開放される世の中になるよう展開していきますので、ご期待ください。
Q4:今後の展開について教えてください。
1月7日のリリースからサービス利用契約者の数は止まらず、1日あたり10〜15件のペースで増えています。
今後はiOS・Androidの両方で利用できるアプリの開発を行い、ユーザーに対してさらなる利便性を図ってまいります。併せて外部と連携しつつ、対応チャットサービスの数も増やしていくつもりです。
料金は毎月13チケットで1万6000円、23チケットで3万2000円だ。ワークスタイルが多様化する昨今、こうしたサービスの需要はますます増えていくと思われる。「CONCIAS」の普及に期待したい。