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Google HomeやAmazon Echoでの盗聴を防ぐガジェットが公開される

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CES2019では、Google AssistantおよびAlexaを搭載したガジェットをいくつも発表されたが、AIスピーカー自体に搭載するガジェットも登場した。

「Project Alias」と呼ばれるこのガジェットは、AIアシスタントと人間の仲介役になってくれて、ウェイクワードのカスタマイズなどができる。

仲介役のなにが嬉しいかというと、普段の会話をシャットアウトしてくれて、盗聴のリスクを取り除いてくれることだ。

・盗聴の懸念を払拭

スマートスピーカーは大変便利で普及しているが、多くの人が盗聴の懸念を抱いていることもわかっている。

2017年にはGoogle Homeにて音声を常時録音してサーバーに送るバグが、去年にはAmazon Echoにて夫婦の会話が録音され、第三者に送ってしまうというアクシデントが発生している。

Project Aliasは、Google Assistant/Amazon Alexaとの仲介役になってくれてこうした懸念を払拭してくれるものだ。

ウェイクワード検出には、ローカルで実行されるニューラルネットワークを使用。ニューラルネットワークは経験を通してトレーニングしていき、修正もできる。

トレーニングやリセット、On/Offの操作をおこなうアプリも提供されているようだ。

・オープンソースで自作も可能

Project Aliasはアドブロッカーのリアル版のような機能を果たす。始終聞き耳を立てているAIアシスタントへの余計な情報をカットして、洗練されたコマンドのみを与えるのだ。

このすばらしいプロダクトは商品ではなく概念実証となる。ただ、開発者がすべてのコードを公開してくれていて、その気になれば3Dプリント素材やRaspberry Piを使って再現することが可能だ。

もちろんGoogleやAmazonがProject Aliasと同じような仕様をAIアシスタント自体に持たせることも可能なのだろうが、データの収集を妨げ可能性のある機能を実装するとは考えづらく、最終的には自分のデータは自分で守るのが賢明かもしれない。

参照元:This Brilliant Home Assistant Add-On Makes Eavesdropping Completely Impossible/PopularMechanics
Project Alias

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