しかし米国ボストンで今春始まるのは、商品を搭載した“ミニスーパー”の自動運転車をアプリで呼び出して買い物できるサービスだ。
・完全無人のサービス
食料雑貨店のStop & Shopが、サンフランシスコ拠点のロボットスタートアップRobomartの車両を使用して展開する、と発表した。この車両は無人で走行する完全自動運転車。青果物やミールキットなどを乗せて、アプリ経由で呼び出しのあったところに走るというものだ。
・精算も自動
ユーザーは、車が到着するとアプリでドアを解錠し、欲しい商品を選ぶ。すると、コンピュータービジョンとRFIDタグにより自動的に選んだ商品が認識・記録される。ユーザーは財布を取り出すことなくそのまま精算まで済ませられ、レシートは即座に電子メールで送られてくるという仕組みだ。
かつて日本ではトラックに野菜や魚を積み込んだ移動販売車があちこちでみられたが、Stop & Shopのサービスはまさに現代版のそれだろう。
ネットスーパーは便利ではある。しかし、実際に物を見て買い物したいというニーズは少なからずあり、このサービスはそうした需要に応えるものになる。また、交通弱者や身体的に移動が困難な人にとっても歓迎されるものとなりそうだ。
Stop & Shop News Release